以前に読んでいた勉強本の読み直しをしてみた。ネット上で司法試験全国2番での合格者が勉強方法を考えるのに、特に役に立った本として推奨していた。
自分には見落としが随分あったようだ。実際にほとんどこの本から得たはずの知識は使っていない。つまみ食い的読み方に終始したために、システマチックな構成で勉強方法を紹介していることに気がつかなかった。一見すると、バラバラな知識の寄せ集めで構成されているようにも思えてしまうが、実はそうではない。一つの発想からさまざまな加工をしているので、根本の考えを押さえれば、個々の勉強法の狙いが把握しやすい。
さらには、実際のカウンセリング体験から得た勉強方法の落とし穴をつぶす方法を教えてくれている。
表現はやさしいけれど、内容はユニークでかつぎっしりつまっている。だが、ともすれば勘違いして、消化したつもりにになってしまうが、実際には応用できない。自分がそうだった。
あちらこちらの勉強本に、そのヒントが形を変えて、ちょこちょこと引用されていることに気がついた。
ps:自分には今まで謎だった同時並行的な勉強方法(並行勉強法)のやり方がわかった。正確に言えば、勉強方法に対する錯覚があったことに気がついた。そのことに長い年月を費やしてしまった。
PS:速読(基礎レベル)と記憶術(基礎レベル)をどうやって勉強に応用するかの方法も教えてくれている。これが意外と肝心なところで、なかなかみつからなくて、困っていたのものだ。要は、高速で繰り返し、学習することがポイントなんだと思う。
以下抜粋
欲しい結果がすぐに実現する。「努力の常識」を捨てたヒトから成功する。(帯より)
1章 あせりをうまく使え
集中力が自然に増強するテクニック
成功暗示から始めよう
必死の力を掘り出せ
口癖を改めるのも勉強のうち
「負けるもんか」、「やってやる」、「このままじゃ終わらないぞ」といった本音の言葉が心の中で響いていれば、猛然と集中して、ことにあたる。成功率、実現率は急速に高まっていく。
暗示が聞かないと思い込んでいる人に
言葉は思い(念)を強める。「やってやる!」「気合だ~!」「見返してやる~!」など生身の言葉を使って暗示語にする。
集中できないのはイメージが曖昧だから
自分が具体的にやった分だけ、結果が出るのだ。具体的に考えれば具体的に働くことができ、具体的な結果も得られる。
怠け心を封じ込める
あれこれよりまずこれを選ぼう
教材はできるだけ少なくするのが集中のコツだ。厳選した教材を下に、計画を立てる。その時に大切なのが目次だ。
勉強でも、全体計画を立てる前に、目次を見て、教材が全部で何章あるかを掴む。それと試験日を考えあわせるのだ。そうすれば、15章を15日間でやるとか、30章を80日間でやるとか見当がつく。これがそのまま計画になる。見当がついたら、全体をムリがないように、月に割り振り、表に記入する。
次に月間計画表も用意する。簡便につくる。要は、できた部分に×印をつけることによって、「何ができたか」「何ができていないか」を一目瞭然にすることなのだ。
2種類の計画表に記入したらしめたものだ。後は計画どおりに進めばいい。勉強のスピ-ドをあげるには、これが最も基本となる。
「勉強となると気が緩む」のはなぜ?
締め切りを設定すると、具体的な1日あたり、1週間あたり、1日あたりの目標が明確になる。明確な目標が強い集中力を生むのだ。 勉強においても仕事と同じく締め切りを設定することが大切だ。
強い締め切り力と弱い締め切り力
必ず勝つには、勝つための考え方と行動を取ればよい。
まず教材の目次を見て、全部で何章を勉強しなければならないかを掴む。例えば半年で30章を勉強するのは、ちょっときつく感じる。それをこう考える。小分けにして、締め切りを設定する。「締め切り」を設定すると、具体的な1日当たり、1週間あたり、1ヶ月あたりの目標が、強い集中力を生むのだ。
「すぐ飽きる自分」を補填する
集中力を高める方法の中で、最も簡単で効果の高いのが、この「時間設定法」だ。締め切りを強制的に決めることで、意志力を補い、怠け心を封印する。自分で「締め切り』を決めて、それまでに必ずやり遂げる」という強い気持ちを持つことで、集中力は嫌でも高まってゆく。例えば、一夜漬けの試験勉強。
無力な努力をなくしていく
努力逆転現象を抜け出せ
精神的疲労には、雑念と同じように、気にしないことで対処できる面がある。
「ながら」のうまい活用法
「雑念も出てきていいよ」とやさしくしてると少し出て、出ちゃ駄目だと強い圧力をかけると、どんどん絶え間なく出てくる。だから、「ながら勉強」がおすすめだ。
挫折対処術
どんな時でも大切なことは、自分を駄目だと否定しないことだ。否定すると、精神が萎縮して、それ以上、能力が伸びなくなる。計画の未達成部分を嘆くより、達成部分を誇ってはどうだろうか。
精神的疲労には、精神的対応がよく効く。休養や睡眠よりも、暗示語を使ったり、考え方を変えたりすることで、回復しやすくなる。
集中力の疲れをこまめにとる
たとえば机に何かを置くだけで
部屋を整理することで気持ちも整理される
綺麗な環境というのが、集中には意外と大切なのだ。汚い部屋では勉強する気にもなれないが、綺麗な部屋で机の上がすっきりと綺麗になっていると、無性に勉強したくなるものだ。
「うるさいなあ」を逆用する
クラシック音楽は精神的浄化に役立つ。集中力が高まり、勉強効率が上がる。
音のするアナログ時計を利用する。
2章 「長時間」の損に気づこう
常に良質な勉強時間を保つコツ
終わらなくても定刻でやめる
時間の有無は気力の有無に比例する
「自分自身が、時間の無い理由を探す生き方」をしていないか、反省することが大切だ。
長い時間より多くの時間を見つけよう
自分時間の中で、30分間を1単位にして、どのくらい勉強時間をとれるかを、探してみる。勉強時間をを作るには、生活のスキマを見つけることが大切になる。一単位でいいから、勉強時間を生活のあちこちに発見する。
限界は、挑戦目標でなく調整目安
何かを覚えるには最低20分間あれば、オーケーだ。勉強時間は30分間を1単位といった。それより10分間、短いところがミソだ。15分~20分間で覚え、5~10分で覚えたところを想起する(思い出す)のだ。一般に、勉強はインプット(記憶、記名)することだと思いがちだが、実はそれよりもアウトプットの方が大切だ。勉強時間には、「記憶するj時間」と「思い出す時間」の2つが必ず含まれていなければならない。
「勉強時間=記憶時間+想起時間」という公式に則ることが必要だ。
これを忘れては、たくさん勉強しても、試験などで実力を十分発揮することができない。「あんなに勉強したのに」、と嘆く人は、自分の勉強時間を、この公式で見直す。
精神的に負荷がかかるから、よほどの人でない限り、1時間も2時間も集中して勉強することは困難だ。
人間は精神的に負荷がかかることに集中するのは、15~20分が限度だと言われている。20分間は、記憶にちょうど良い時間なのだ。20分間で再生に切り替え、また集中するわけだ。
多くの人は「勉強には、まとまった時間を取らなければならない。だが、1日に3時間も4時間もとれない」と誤解しているのだと思う。でも、20~30分間なら、1日に4~5回以上は取れるのではないだろうか。一日に2~3時間のまとまった時間が取れなくても、20~30分間を何度も取れれば、勉強は進むのだ。
勉強では「専念」は「漫然」に堕しやすい
時間的に余裕の無いひとは、もちろん、余裕のある人も、これからは「分割分業」でゆくようにしなさい。
1週間に、1日だけ2時間するヒトと、1週間毎日15分するヒトと、勉強時間の合計に大差は無い。しかし、効果には大きな差が出る。
「まとまった時間が無ければ勉強できない」というのは、錯覚であり、誤解だということを肝に銘じよう。大切なことは、短くても良いから、長く続けることだ。
だから1時間を時間単位とする必要は無いのだ。30分2単位か20分間3単位に分割して勉強する習慣をつけよう。
小学校から勉強時間は約1時間が1単位となってきたために、1科目は1時間はやらなければ勉強した気にならない感覚が残っているかもしれない。しかし、1クラス30~40人という集団で勉強する学生と、個人で勉強する学生では感覚を変える必要があるのだ。
20~30分間で1単位。ただし時間が短い分、期間を長くする。「太く短く」ではなく、「細かく長く」勉強するようにしなさい。1時間を2分割する場合は、勉強時間を30分間、記憶時間は25分間、想起時間は5分間、勉強科目2科目となる。
3分割する場合は、勉強時間は20分間、記憶時間は15分間、想起時間は5分間、勉強科目は3科目だ。
「やらねば!」より「やめたら?」で発想しよう(並行勉強法)
20分間たったら、たとえ途中でもピタリとやめ、テキストを閉じて、5分間思い出せる限り思い出す。口に出すも良し、紙に書き出すも良し、必ず想起時間を作る。これも、5分間たったらピタリとやめる。そして、次の勉強にとりかかる。同じような時間配分で勉強してゆく。このような分割分業の勉強法を「並行勉強法」といっている。
3単位の勉強時間のうち、一つを計算問題にあてる。
時間を有効に使うためにもう一つ大切なのは、定時になったらピタリと止める思い切りの良さだ。速読の訓練での体験を通して、時間制限から目標到達へのモチベーションアップにつながることを体感した。
一般に、人間は時間通りにピタッと終わらなければ、あとはズルズルとなりがちだ。そんな非能率的な時間を過ごすより、目標に達していなくても、時間が着たらピタリと止めよう。思い切りの良さが、集中力やモチベーションをより高め、時間効率を上げていくことを忘れないで欲しい。
時間をさらに多面的に使うために
「みんなも」発想を嫌え
チャンスは「ヒトと違う」ことにある
勉強法にも時間差出勤と同じように、朝勉の「時間差勉強法」がある。
判らない時は進むか?止まるか?
時間差勉強法と「勉強時間=記憶時間+想起時間」公式を組み合わせた「前倒し勉強法」を実践すれば、更に効果的だ。
「前倒し勉強法」とは、来週やるべきことを今週のうちにやろう」「来月の予定を今月すませよう」「1年間かかる勉強を2~3ヶ月で片付けよう」という欲張りな方法だ。
ポイントは目次だ。まず、教科書の目次を見て、全部で何章あるかを掴む
●速読を利用した前倒し勉強法●⇒高速大量回転法{速読勉強術」宇都出雅巳と同じコンセプト
①どのような科目であろうと、まず目次を見て、全部で何章あるかを見る(例えば15章あるとする)
②1日1章を目標にして勉強を進める(15章なら15日間)
勉強の進め方は次の順序で
a.1回目第1章を5分で速読
b.2回目 第1章○分で重要語句をチェックしながら熟読
(○分というのは、自分の生活と相談して、20分、30分、40分と決めてゆく)
c.3回目 第1章を5分で速読
以上の流れを基本にして15日間続ける。( P.79の図表の手順は大事だ。特に前回の分を次の回で部分的に繰り返すのが味噌)
要はとにかくどんどん先に進み、結果を先取りすることことだ。そのためには、わからなくてもいいから前に進むということを心がける。これが「前倒し勉強法の鉄則」だ。短時間に試験に合格するとか、専門知識を高速で蓄える場合の勉強法だ。
短期ということに限れば、数学でさえ、原理、原則よりも、解決パターンを覚えた方が勉強が得といえる。スピードを高めるためには、途中で引っかかっていては困るのだ。
判らなくても先に行けば判るようになることがほとんどだ。また、教科書を読むのは、1回きりではない。何度も繰り返し読むことになるのが普通だ。1回目に判らなかったことでも、2回目、3回目で判るようになる。だから専門用語が出てきても、どんどん先へ進んで大丈夫なのだ。
「闘志満々」の落とし穴
計画倒れになりがちな人の共通点
凡事徹底(最低徹底)とは、平凡なことを徹底してやることで、非凡な人間になれるという意味だ。
一つには、あれもこれもやりたい。だが、やるべき勉強のここは削って、最低これだけの勉強はしておこう。プライベート時間や睡眠時間を削ると同時に勉強の内容も削ろうということだ。もう一つには、1日色々なことがあるけれども、最低これだけはやっておこうということを決めることだ。
準備に時間を使うことで時間を増やす
早めるとあわてるを間違えるな
時間を作るには、まず、時間の使い方を見直す時間や計画を立てる時間を作ることが必要だ。「すぐやれ」「急げ!」という精神論では、時間が作れないどころか、かえって時間を無駄にすることがある。
記憶力を高めるには、「記憶する前に、まず整理する時間を作る」ことが大切だ。 わからなくても、法則性のあること、自分に結び付けて考えられることは、容易に頭に入る。そのためには、情報を整理する時間が必要だ。
⇒この3つを探す⇒時間短縮になる
①何か共通点はないか
②どこか法則はないか
3どこかパターン化したものはないか
気憶術とは情報整理術だ
整理の基本:覚えるものを段落ごとなど小分けにすることで心の負担を減らす
更に整理する⇒文章を図にする⇒図ができたら1~2分間、文章を見ながら図を見て、図を見ながら文章を読んでゆく。⇒カチッと頭の中に入る。
闇雲に整理もせずに丸暗記したら、30分かかっても、覚えるのが困難だと思う。記憶術は整理術なのだ。
道具の使い方
整理は頭の記憶ファイルにできるだけ判りやすく入力、出力をするために行うものだ。
そのためには、シンプルな道具やシステムを用いる。
①テキストは薄いものを使う
薄いテキストは既にポイントのみが整理されている。その科目の基礎知識が多少なりともある人は、問題集や参考書はできるだけ薄いものを使う。あれも、これもではなく、この1冊を何度も繰り返すという凡事徹底が重要だ。あれも、これもでは、超高速勉強術はできないのだ。
3章平均点は上げなくていい!
自信一つで合格力は高まる
「自信をつける」を指針にする
得意と不得意をまず線引きする
まず考えるべきことは、何が得意で何が不得意かだ。どの分野の理解が深く、どの分野の理解が不足しているかを、まっすぐに具体的に明確に出す。
ここを明確にせず、闇雲に計画を立ててはいけない。得意、不得意が明確になったら、「時間の使い方」を応用して具体的に実行するだけだ。
アメを初めになめるか、あとにするか
「順を追ってが」ベストではない
●形から入ればいい●
ふらふらと定まらない自分をどうするか
元の自分⇒成功パターンを自分に当てはめる⇒成功へ直進する新しい自分
完全のレベルを少し下げよう
苦手に対しては「できるフリをする」所から入ってかまわない。「できるフリをする」ことで、「判らなければダメ」「意味が掴めなければダメ」といった否定的な感情を捨てることができれば、効果の上がる勉強が可能になってくる。
完全にたどり着ける人は、この世に1割も満たない。多くの完全主義者は、自分の完全主義のために挫折していることが多いのだ。
百点満点だとしたら、まず30点を完全に取ることに集中しよう。次は50点を完全に取ることに、その次は70点を・・・という得点を積み上げると考え方にすればいい。
頭が固くなったと誤解している人に
力量は頭より心についていく
成績の良い人は、成績の上がる勉強法をしており、成績の上がる勉強法をしていないか、もしくは全くしていないだけのことだ。
理解力は頭の状態よりも、心の状態が決めているのだ。
好奇心を広げるために学ぶ
はて?という好奇心が頭脳を活性化し、能力を飛躍的に伸ばすのだ。
頭脳の眠りを覚ます
「固くなった」のは頭でなく、心なのだ。
好奇心や関心が落ちるのが、脳にとっては最も悪いことだから、頭を固くさせたくない人は何故?と疑問を持つ練習をしてみよう。
心に巣食う勉強嫌いをどうするか
自分に関心、興味のあることはああしよう、こうしようと意図しなくても、自然に知識や情報が吸収できる。
逆に、社会的にどんなに価値のある重大事でも、自分に、興味、価値が無ければなかなか頭に入らないものだ。
一般に、勉強は苦痛を伴うものだ。知識や情報を吸収しにくいのは当然だ。だから、「勉強をしている割には、成績が上がらない」という人は、まず、自分の心の中にある心理的抵抗感がどれほどのものなのかを、知る必要がある。
勉強に快楽システムを組み込もう
自分の勉強の中に「楽しいことは続けられる」システムをつくればいい。
①「わかる」から始めるシステム
②「できる」という自信を持たせる流れ
③「できた」という達成感を持てる仕組み
④最後に面白いという興味をと動機を促す
これに沿って勉強をしていけば、ランナーズハイのような快感物質が脳内に出て、「勉強は大変だけどやりたい」「勉強は面白い」といった感情を持つようになる。
小さな積み立てが大利息をもたらす
①わかる
勉強に対する抵抗感の強い人は、この「わかる」という段階から勉強を始めた方が良い。
勉強も難しいことはしない、「わかるところからやる」のがステップアップの第1歩だ。
②「できる」
「できる」という経験は、やがて確信となり、自信となる。自信は自己信頼の略だ。これが持てればしめたものだ。
③「できた」
できたという達成感は次のステップへ進む強い推進力となる。大切なことは、自己満足でも、なんでもいいから、小さな達成感をたくさん貯蓄することだ。お金を貯蓄すれば、利子がつくが、達成感の貯蓄にも、同じく利子がつく。
瞬間理解力を深めよう
イメージできれば理解ができる
理解するということは、頭の中で文章なり情報なりをイメージ化できたときに起こる頭脳の働きなのだ。理解力と想像力は密接な関係がある。
「一見無駄な事」を軽視しない
要は想像を楽しむことが記憶を固定化し、かつ、理解度を深めるのだ。
新聞コラムトレーニング
4章 目次を暗記せよ
データは形さえ整えれば大量に覚えられる
教科書より問題集が記憶には効く
記憶力を増強する4つの絶対法則
①反復する
差が出るのは反復の差。記憶に頭の良い悪いは関係ない。
②関連づける
記憶には、記銘(頭に入れる)、保持(忘れないでいる)、再生(覚えたことを正確に出す)の3つが求められる。3つをバランスよく実現するには、自分の身近なものに関連付け覚えることが大切だ。良く知っているものに連結したり、貼り付けたり、置き換えたりすることが関連づけだ。
③整理する
「記憶術は整理術」だ。整理しないことは覚えにくく、保持しにくく、再生しにくいものだ。「どう覚えよう」ではなく、「どう整理しよう」と考えよう。整理しないまま、闇雲に丸暗記しようとするから、時間がかかった割には、記憶量が少なくなる。
整理には、「番号をふる」、「色でわける」「図や表にする」などがある。
④思い出す癖をつける
極論すると、記憶術は再生(想起)術かもしれない。頭に入れることに眼を奪われがちだが、それより出す方法に力を入れよう。普段から思い出す癖をつけることが、記憶力強化に直結する。
●記憶強化サイクル●p.133この図は重要
覚えたら覚えっぱなしが、記憶にはよくない。
肝心な時に出せないのは、関連付け、整理、想起のクセをつけていないか、もしくは反復の回数が足りないかのいずれかだ。
大敵は「ダメ」という思い込み
「あとは機械的にやるだけ」にする
Kさんに紹介した勉強法
①問題集1冊のみ
最小で最大の効果を出すには、徹底的に問題集をやることだ。並行勉強法をやることだ。
②機械的にやる
できてもできなくても、感情を使わないで、自分で決めた約束事を淡々と機械的にこなす。根性をいれて頑張れば、その日はなんとか持ちこたえられるが、あとがつづかなくなる。この方が長く続けられる状態を維しやすい。
勉強の場合の「機械的」のポイントになるのが、目次だ。
目次を読むと、テキストが全部で何章あり、内容はどんなで、章や項目は平均何ページかなどがぱっとつかめる。何時間でやれるという計算がピピットでき、1日、時間、1回あたり、何ページやればよいのか」が明快に見えてくる。後は幾何的にすすめてゆけばいい。
●目次の活用術●P.139の図は重要だ。
①目次を開く
②目次をチェックする
③目次で計算する
④具体的な今日の勉強時間やページ数が決定する
⑤実行
⑦結果
「必要」は「十分」にまさる
③テキストは必要なところだけを眼を通す
テキストには無駄は無く、全部重要だ。だが、「特に重要」「基本として重要」「知らないよりは知っておいた方が良い」の3つくらいには分けられる。テキストだけを勉強していると、この優先順位がつかめない。
問題集は優先順位を見極めるのに使う。⇒だから、試験勉強には、テキストより問題集が大切なのだ。
「テキストが主、問題集は従」にしよう。判っても判らなくても、問題集に接してゆくと、「今問題はテキストのどこに出ているのか」が確認できる。その確認したところが、「とくに重要なところ」だ。テキストは、問題集に出たところだけを覚えておけば、試験に必要な知識を効率よく吸収できる。
細部にわたる勉強は、合格してからすればいい。
問題集を中心に解答を覚えましょう。基礎知識が無くても、最小のことを徹底的にやれば、最大の効果を出せるのだ。「問題集中心勉強法」
逆に考えることで回路が太くなる
濃い鉛筆が何故記憶を濃密にするのか
記憶には「カワラ屋」より「ペンキ屋」が有利
②問題集は試験まで最低5回繰り返す
反復の回数と記憶の定着は正比例するから同じ集中力、同じ要領でやれば、確実に点数は上がる。記憶の定着度は、2回反復で5~6割、3回で約9割というのが、経験から来る推定だ。5回反復は、完全な記憶に向かう一つの目安だ。
最初から完璧に覚えてゆくカワラ屋式だと、大半が途中で挫折する。しかし、最初は全体を大雑把に記憶し、段々記憶を固定していく「ペンキ屋式」だと、挫折することも無く、速く、正確に、大量に記憶してゆけるのだ。
問題集の簡単5回反復法
問題集1冊を5回、徹底してやる具体的な方法
1回目
問題集から解答部分を切り離し、解答を見ながら、問題集をとにかく最後まで解く。わからない用語は無視して、どんどん先に進む。ここでいちいち引っかかっていたら、勉強は進まない。
薄い問題集を3~4日で終わるくらいの計画でやると良い。「何となく雰囲気がつかめた程度でよい」のだ。
2回目
消しゴムで1回目の解答を消してから始める。1回目と同様、最後まで読破するのが目標だ。ただし今度は、わからない用語はテキストをチェックして確認する作業が加わる。
3回目
ここから仕上げに入る。
なるべく解答を見ずに、自分で問題を解く。2回解答を見ながら解いているので、ぼんやりと記憶している箇所が2~3割くらいあると思う。それ以外の判らない問題には□印をつける。
わからない問題はすぐ解答を見てもかまわないが、少し丁寧に「何故、何をどのようにどう間違ったのか、」「何が判らなかったのか」を確認する。
4回目
□印のついた問題を中心に解いていく。できた問題は、□印を半分塗りつぶす。できなかった問題はテキストなどで再確認し、□印はそのままにしておく。
もう3回やったので、記憶した箇所が増えているはずだ。この段階で、4~6割に正解率が高まるだろう。
5回目
□印と□の半分塗りつぶしたところだけをやる。解答を見ずに解けたら、□印は半分塗りつぶし、半分塗りつぶした□は■とする。これで7~8割に正解率が高まるはずだ。
マークシートのような試験には完璧ではないか。
最小努力を最大に生かすには?
最小の努力で、最大の効果を出すには5回の反復が必要だ。だが、5回でも多すぎると感じる場合でも、3回の繰り返しだけはやる。5回繰り返しの3回めからやれば良いだろう。それでも、1ヶ月かけて1冊の分厚い本をじっくり1回読んで試験に臨むよりも、成績は抜群に良いはずだ。わからない部分を残しても良いから、解答を見ながら最後までやり返すというポイントさえ守れば、効果は上がる。
問題集を中心にするのは、試験に同じ問題が出るのを期待してのことではない。テキストをじっくり読み、じっくり記憶する時間が無いために、問題を解きながら、テキストの重要部分を掴み、攻略するためだ。⇒ 超速太朗と同じ発想
●逆順の進め●
仕事のやり方を覚えてから仕事をするのではなく、仕事をしながら仕事を覚えていく。
A⇒B
B⇒A
覚えにくいものを覚える法
失敗を生かそう
記憶を強く印象づけるには、強烈なイメージを描く。「強烈」には、失敗だけでなくおもしろ、おかしさ、意外性なども含まれる。強烈なイメージを描けば、長期に、正確に、大量に、速くおぼえることができるというのが、記憶術の基本だ。
消しゴムに要注意
消しゴムを使って、間違った箇所を消して、正解を書き写すのは、絶対にやってはならない。なぜなら、「何故、どんな風に間違ったのか」わからなくなってしまうからだ。これでは、本当の意味で、正解を頭に刻むことができない。⇒事例問題の答え合わせ
間違った箇所には赤ペンで線を引き、正解を書き込むようにしよう。正答と誤答が並んで紙面に残る光景が、記憶の定着を大きく助ける。
意味の無いことに意味づけをする
強烈なイメージを描くという点では、予想も効果を発揮する。予想は、想像力や思考力、推理力、論理力などを必要とする。なぜなら、予想には失敗がつき物だからだ。失敗がつきものだから、知識を集約し、論理的に綿密な推理をする。この時点で、脳は活性化している。予想が外れたときは、強く印象付けられて、正解がスポンと頭に定着する。更に予想がズバリ当たれば、非常に感動的だから、いつまでもその記憶は消えない。
イメージを描くという点では、もっとも効果がはっきり現れるのは、数字を覚える時だ。
「宮本武蔵式」記憶術
「かまえにとらわれるな、敵を倒すことのみを考えよ」相手を倒せばいいのだから、手段にとらわれるな。
数字を覚えるのも同じことだ。数字を覚えればいいのだから、方法にとらわれる必要は無い。
数字の「語呂合わせ記憶」これで完璧
5章 わからないままを恐れるな
速読術を訓練なしで身につける方法
自分を多読家に作り変える
「重箱の隅」に成功は無い
要領の悪い人には、「全体が見えてない」という共通点がある。木ばかり見がちで、森の方に気が回りにくいのだ。
文脈をとらえることなく、重箱の隅をつつくようでは、学問は進まない。
百人いたら、百通りの勉強法があると思う。その優劣はなかなか言えないが、押さえておかなければならないことは、「全体の把握」だ。
「そのうちわかる」が速読の基本
目次を暗記する意味は、目次が「山」で、本文の中身が「木」なのだ。
行政書士の勉強をしていたある人は、まずテキストの目次だけをコピーし、貼り付けて巻物のようにして使っていた。勉強する前に、その巻物(目次)を開いて、「今日はここの勉強をしよう」とテキスト全体の中での位置づけをする。すると、「今日、勉強することは、AとBとCにつながる。CはDやEに関係してゆく」というように、大局的な関連に気づくわけだ。こうして、頭の中が綺麗に整理されれば、記憶が定着しやすくなり、勉強の効率化も進むのだ。
判らない時に、いちいちそこで止まっていては、勉強は進まない。特に勉強の取っ掛かりの時には、難しい専門用語などが出てきても、引っかからないで先に進むことが大切だ。目の前の小さな疑問にとらわれて、科目全体の体系がつかめないのでは、効率的な勉強は出来ない。
この本での速読も、「判らなくても読破する」という考え方が基本になっている。
じっくりは凡才の言い訳
多読に速読は欠かせない。
速読術の3大鉄則
トレーニング無しで速読力を高める方法
①文字を見たら「速く読もう」とこころがけること
②文章を味わうことをあきらめ、必要な情報のみの収集に徹し、要点をつかむこと
③さらさら読みでよいと思うこと。
「心がけ」を変えるだけでいい
早く理解するには早く図解を
ゆっくり読んでも理解できない本は、速読できても速解はできない。頭の中でイメージ化できない時には、理解が難しくなる。
頭の中でイメージできなければ、頭の外でイメージ化すれば良い。すなわち、紙に図を書きさえすれば、簡単に数式ができる。
理解しにくい文章に出会ったときは、自分を決して責めないで欲しい。図表に表しさえすれば、大抵のことはわかる。
文章の意味も判らず、闇雲に暗記しようとしても、覚えられない。こういう時は、テキストに落書きするつもりで図を書き込み、どんどんイメージ化を図った方がよい。文章をわざわざずにするのは、遠回りに思える。だが、「急がば回れ」だ。結果的にはイメージ化した方が効率良く、頭の中に入り、スピード勉強法になるのだ。
速度を上げて理解度を下げないために
読む速度と理解度は比例するするか
1回読むよりも、2回読んだ方が把握度が高くなり、2回読むよりも3回読んだ方が更に把握度が高くなっている。反復による効果だ。
つまり、同じ1時間読むとすれば、普通に読むのと速読で読むのでは、内容把握度が格段に違うことになる。
本1冊を3時間で1回読むよりは、「さらさら読み」でかまわないから、同じ時間で3回読んだ方が記憶も内容把握もうんと上がるということだ。
「繰り返し」はいいが、「時間延長」はいけない
お勧め勉強法
テキストの勉強範囲を決める。時間は40~50分
第1段階
目標範囲を5分間速読する。どんなことが書いてあるのか、視読するような気持ちでさっと読む。
第2段階
同じ目標範囲を、今度は30分間、熟読する。重要語句、専門用語をチェックしながら読む。
第3段階
同じ目標範囲を先ほどの重要語句、専門用語を拾い読みするようにして、5分間速読する。
第4段階
テキストを閉じ、今勉強したところを思い出す時間をとる。
第4段階では、思い出せないこともまだあるだろう。しかし、こういった勉強をしていくと、やがて思い出す量も正確さもたかまっていく。あきらめずにやりつづけることだ。
ポイントは、「時間がきたらピタリやめる」おもいきりのよさだ。この思い切りがないと、集中力を高めることができない。くれぐれも、けじめのある動きをして欲しい。
内容把握と速読を両立させる方法
1行を2回ないし、3回で、指差しブロックで速読をする。こうすると、内容把握力と速読力の両方を簡単にアップできる。サーッと流して1行を読んでは、いけない。
速く「目をつける」トレーニング
マーカーペン「超」効率読書法
テキストを読むとき次の4つのポイントを探す
①問題・・・赤
②解答・・・緑色
③理由・・・青
④例外・・・黄色
試験のヘソをズバリ押さえる
テキストを2度、3度・・・と再読する時は、テキストを隅から隅まで読む必要はもうない。勉強のテーマに沿って、色にマークされた部分だけを追えばいい。
毎回、テーマとする色の部分だけを読んで、その他の3つの要素を思い出してゆけばいい。
法律関係では、例外が盲点となり、見落とし勝ちになる。「④例外」は試験のヘソとなる。
、常に「いいスピ-ド」を保つ
「視読法」の進め
「ああ、今日はもう」という日の勉強法
疲れきった状態でも、テキストを開いてさっと見ること(視読法)だけはできる。そうすると、翌日は、どんな状態であっても、必ずテキストには眼を通した達成感があるはずだ。たとえ頭に入っていなくとも、挫折感を残さないことが大切なのだ。
刺激を継続してゆくことで、頭に入りにくい視読も、多少は復習、予習に役立てることができる。すなわち、視読していれば、翌日きちんと勉強する時は非常に頭に入りやすくなっていく。
速さはあなたの何を変えるか
どの世界でも、目標を持った人と持たない人とでは、人生の歩み方が相当違ってくる。目標は、ころころ変わる心を制し、人生を不断に向上、発展させるためにかかせないものだ。
目標と願望の違い
願望は時間が設定されていない。願望は時間を設定することで目標となるわけだ。それを強めるために、目標は「~したい」ではなく、「~する」と断定した方が良いのだ。
速読は常に時間を意識しながらトレーニングをするから、単に本を読むのが速くなったなどのメインの効果にとどまらず、「価値観が変わった」「仕事の仕方が変わった」「勉強の仕方が変わった」などの派生効果が出てくる。
「遅れる恐怖」を完全に除こう
速読は大きな効果を導く⇒「勉強の先取り」・・・習っていなくても教科書は先へ先へと進むということ
習っても判らないところもあるわけで、高速学習は、わかろうが判るまいが、そんなこと
関係なく進めるところに意味がある。疑問をもったままにしておいても、勉強を継続すれば、いずれはわかるのだ。
教科書を先読みするコツは、やはり「さらさら読み」だ。千字前後のスピードで読むと、心にひっかかりにくく、意外と簡単に先へ先へと進んで行ける。
内容を判ろうとして読むと、嫌になるから、むしろスピードを持った速読の方が読みきれる。
1ヶ月から3ヶ月で全部の仕事を読み切れれば、授業が復習となる。
●2~3分を活用する●
毎日2~3分のわずかな水やりでも、継続すれば自分を大きく育てる
⇒復習効果+予習効果
6章 頭はリラックスでより強くなる
疲れない頭になる意外な生活習慣
「要領力」をつけよう
「迷う人」は必ず本番に弱い
基本書は絞らないとだめ
「単純な繰り返し」にどう耐えるか
「凡事徹底」をすることが、本番で自分の力を出せる本番力を高める方法だ。単純な作業を毎日、しっかり続けることだ。いったん、決めた参考書なら、徹底してやる。特に「」時間がない、「短期で合格したい」という人は、シンプルに、愚直に、凡事を徹底することが大切だ。
体調を整えることで脳という臓器を整える
刺激・・朝の目覚めとともに朝日を浴びる
栄養・・朝食
休養・・昼寝
度忘れ防止法
忘れない脳に限りなく近づく
勉強したら眠るのがベスト
勉強したら眠る習慣をつける。人間は同時に2つの事を考えることができない。大切なAに集中しても、それ以上に強烈なBが出てくると、意識はBにいってしまい、Aはかき消されてしまう。これが忘却の干渉理論だ。
貼り付け法の驚くべき効果
どうすれば忘れにくい脳を作れるか⇒自分が自分にヒントを与えられるようにしておけばいい。
思い出すヒントは、身近なもの、良く知っているものなど、絶対に忘れないものが最適だ。覚える時に必ず、何か身近なもの、良く知っているものに結びつけたり、記憶を貼り付けたりして、関連付けるのだ。・・・「基礎結合法」、「基礎貼り付け法」既に順番になっているものを順序良く記憶するときに、特に役立つ。例えば、憲法。
何と何を「関連付け」るか
「関連付け」て思い出す癖がつけば、あらゆる分野で有利になる。
「記憶の呼び水」で身辺を満たそう
関連付けを行えば、究極のカンニングができる。文具もテスト中の机の上にだしておける「カンニング道具」だ。覚えておきたいものを貼り付ける「基礎」にことかかない。これらの基礎は、思い出す「呼び水』「きっかけ」となるものだ。
速く回復する頭になる
自律訓練で疲れを取ろう
3回繰り返すと、疲れを完全にリセットできる。
「ニワトリの毛をむしる」危機回復法
疲労には禁句がある
人間が、「自分はここが限界」と思えば、そこが限界になる。限界は能力によるのではなく、心によるのだ。
自分にとって、価値のあること、意味のあることなら、物事を肯定的にとらえるべきだ。克、精神的なダメージからも速く回復するコツといえる。
これで「合格力」に絶対の自信がつく
限界は心が作る
ある目標を達成しようとするなら、やや高めの目標を達成するつもりでやると、ちょうど良いところで帳尻が合う。
元気の出る「結果先取り」法
現実にはまだ何も実現していない段階から、願望が叶ったようなイメージを持ち、同時にそのように振舞うことを言う。プラスに使えば、凄い力を発揮する。いつも、心に達成した時の自分の姿を描いているから、困難にあっても、ショックを受けても、挫折しても、めげることなく強く、たくましく生きていけるのだ。
結果を先取りするための、4つの言葉
①「すでに~するようになっている」
②「やがて~するようになっている」
③「必ず~するようになっている」
④{最後には~するようになっている」
自分の好きな言葉を選んで、20回は心の中でつぶやき、口にも出すようにする。心を回復するのに有効な言葉だ。
さあ、これがスランプにならない自分だ
スランプの悪循環から抜け出す方策
シンプルに「同じ時間に、同じ場所で、同じことをする」ことだ。
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